平衡伝送について
平衡伝送について
平衡接続について
デノンのPMA2000REを購入しパワーの小さいソウルノートのアンプSA1.0が不要になるかと思いましたが、ネットワークプレーヤーN70Aに平衡出力があるので、ためしにXLRケーブルをネットで購入し平衡入力のあるSA1.0に繋いだところ、大きな効果がありました。
音のクリアさが増し静粛性も高くなり平衡伝送の音質の良さに気付かされることになり、なんでもやって見るものです。平衡接続したのは初めてだったのでその効果にはとてもビックリしました。
1mの平衡ケーブルで接続しています。たった1mの伝送路でこれほどの効果があるのはどうゆうことか、RCAケーブルとはそんなにノイズが乗るものなのでしょうか!
不平衡出力を直接Powerアンプにつないだ音より解像度や静粛感が大きく違います。
MCカートリッジでの平衡回路構成
完全バランスのフォノアンプや、バランス入力のMCトランスが発売されています。
MCカートリッジは出力が微小出力なので、下図①のバランス伝送することが出来ればコモンモードノイズを同相除去することができ、ノイズに対して高い効果が期待できますが、中性点の無い下図②のMCカートリッジでは同相除去の平衡回路が構成出来ません。
このため、同相ノイズ除去は出来ないことになります。
最近フローティングバランスなる言葉が出回っています。
あるメーカーでは1次の中性点を2次のマイナスに接続してバランス接続するという言葉で、あたかも平衡回路が構成出来るかの様な表現を行っていますが、不平衡なものを平衡回路につないでも、不平衡なままなのでノイズ除去の効果は期待できません。
ところが、このときに使うケーブルがノイズに対して大きな効果を持ちます。
下図②の不平衡用のRCAケーブルはシールドを信号線として使うためノイズが乗りやすい構成になっていますが、下図③のバランスケーブルは2本の信号線とそれを取り巻くシールド線なので、コモンモードノイズが乗りません。
2本の信号線が浮いていて(フローティング)、かつ、ノイズ源とは2本が同じ浮遊容量・相互インダクタンスで接続されるので、ノイズが乗らないし、仮に乗っても2線間の間に電位差が生じなければ、2次側には伝達されません。
信号がフローティングしていることをうまく使って、2芯シールドで信号をノイズから隔離し、SN比の良い音を手に入れましょう。
フローティングバランスでは無く、フローティングアンバランスと呼ぶのが正しいかと思います。
2芯シールドケーブルの耐ノイズ効果
改造したフォノイコライザアンプに接続してみると、ホワイトノイズの聞こえるボリュームの位置が160w出力PAで30度ほど改善されました。
また、MMポジションにしてみるとボリュームをフルに回してやっと聞こえるほどで、SN比の大きな改善です。\(°o°)/
これまで使っていたフォノケーブルはゾノトーン 6NTW-6060Meister 1.5m 3重シールドですが、新たに購入した2芯シールドケーブルのほうがSNにすぐれています。
交換後の音はエージング前のため角張ったトゲトゲしさがありますが、静寂性が増したことが実感できます。
50時間エージングすれば角が取れた良い音になるでしょう。
購入ケーブル
ケーブル工房TSUKASAの RCA-RCAフォノケーブル(バランス伝送・アンバランス伝送両方式対応) WTS-P3200 50cmペア=7,800円 安い!
実はこれより上位のケーブルがあることに気づかず、安い方を選んで買ってしまいました。後悔😓
2芯シールドなのに両端がRCAで、しかも長さが短い(ノイズに強い)ケーブルはケーブル工房TSUKASAさんだけかもしれません。感謝 m(__)m
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